あっという間の23話!
いかがでしたでしょうか??
君下のフリーキックもさることながら、つくしの成長にも驚かされましたよね。
1話のつくしでは考えられなかったような気迫をまとっていたのではないでしょうか。
23話を演出なさったのは、『DAYS』の副監督でもあるSさん!
監督の「右腕」というか、「戦友」として、今まで『DAYS』を深く支えてくださった方です。
実は!
23話は絵コンテを宇田監督、演出をSさんがしているという、なんとも豪華な回だったのです!
そんなSさんに23話について伺ってみました。
「絵コンテは作品の設計図だから基本的なことは全部かいてある
『機械のような目で見ている君下 冷静そのもの』
『ぞくりとなる甲斐』
これだけでも指示は十分な気がするけど、演出ってそうじゃないんだよ」とSさん。
「例えばこの君下は『機械のような目の君下』ではなくて甲斐が見ている、甲斐の主観の君下。
同じ人物でも見る人の感情によって見え方って変わるんだよ。
好きなのか、苦手なのか、親友なのか、負い目があるのか。みんな同じに見えるなんてありえない。
甲斐の見ている君下はどう見えているんだろう。
君下を見て、甲斐は『ぞくり』とするってことはどんな君下を見たんだろう。
観ている人たちにどう伝えたらこのシーンのベストなんだろう。
そういうことを考えて、考えて、積み重ねてゆくんだよ。
甲斐は君下から放たれる殺気をみたんじゃないかな。僕はそう考えた」
絵コンテを読み込んで、掘り下げたり間引いたり、さらにクオリティを上げてゆくんだとSさん。
この読み込みがその後の指示につながってゆくのですね…!
演出論は奥が深いです…!!
いろんな思いを込めて作られた『DAYS』23話!
もし機会があれば、そんな思いも感じてもらえれば嬉しいです。
そしていよいよ最終話へ…。
次回に続く!