早いものでもう11月ですね~。
思えば1年前にMappa第3スタジオへ西村さんと席を置いたのが、アニメ『うしとら』の仕事の本格的な始まりでした。ホント1年なんて早いものです。
さて、拾八回になる今回は美術監督の清水友幸さん(St,Wyeth所属)のご紹介です! 5分前くらいに写真を頂く交渉をしていたのですが、ダメ元で伺ってみたところ、まさかのOKを頂戴しまして(絶対NGだと思ってたので…)、やや高揚しながら原稿を書いてます(笑)
前回はセル(キャラクターや小物など)の色に対してでしたが、清水さんは文字通り美術(背景)を担当されています。『うしとら』は自然物から街中、学校、はたまた、人間の体内(#16)や古代中国(#19)のような普段なかなか目にしないものまで、とにかくジャンルを越えた背景が多種多様に移り変わっていく作品という印象です。ある程度話数が続くと同じ場所、同じようなトーンで芝居をする作品はよくあるのですが、『うしとら』に限っては、そうした定点となる場面がない印象です。そんな中、美しく見える背景の落とし所を創り、多様なオーダーに柔軟に対応していく清水さんを見ていて、本当にプロフェッショナルな方だなぁ……とつくづく感じます。シーンの色味や明るさのマスター(見本)となる背景を“美術ボード”と称しているのですが、その1枚1枚が完成されたアートと申しますか……圧巻の一言です。 そんな清水さんの超絶技巧がじっくりと見たい! そんな方のために、このコラムに添付してもよい……のですが、パッケージの特典に同封されたブックレットに掲載されておりますので、折角ですから、ぜひそちらの美しい印刷でお楽しみいただきたいと思います。
――ということで、宣伝めいてしまって恐縮ですが、宜しくお願いします!(笑)
TVアニメ『うしおととら』公式サイト
http://ushitora.tv/
公式Twitter
https://twitter.com/Ushitora_TV