今回の「さぁこの人ですよ！」は、撮影監督を務めて下さっている魚山真志さん(チップチューン所属)です！
   キャラクターと背景、CGが揃っていても、素の状態では皆さんがご視聴している画面にはなりません。それらを10倍にも100倍にもして画面に厚みを出したり、潮の槍が唸る！とらの目が光る！！妖怪が四散して背景も激しく揺れる！！！といった細やかなエフェクト(画面に対する配慮の域とも思えますね)は彼が率いる撮影のみなさんの手にかかってお届けできているんです。
   因みに僕も文芸でありながら、板垣伸さん監督の『て～きゅう』第一期や、『うしとら』第一期EDで撮影監督をやらせて頂いておりました。アイディアを考えたり、文を書くのが一番好きなんですが、撮影は素材の変化が視覚としてハッキリわかる効果が出せるので、また違った趣や楽しみがあるんですよ！ “アイディア”っていう点ではどちらも自分の中の引き出しを求められる分、脚本も撮影も同じベクトルを向いている気がします。　
   撮影さん(とその後の編集さん)は現場フローにおける最後のセクションなので、分業でやっているが故にどうしても出てしまう素材不備といった枠、大きく言えばスケジュールの歪といったものをモロに受けてしまうセクションなんですが、文字通り最後の砦として頑張っております。写真がトップライトで疲れて見えるのはご愛嬌です……まぁ実際あんな大変な処理を連発しての作業なら疲れて当然ですけれどもね。皆本気ですから(苦笑)

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